パールはどのようにしてできるか

パールはどのようにして、できるのかを解説します。

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パールをつくるには1

パールは、貝殻を作る外套幕という貝の身(内臓)と貝殻の間にある膜が、何かの拍子でちぎれて貝の身の中に入ってしまったとき、貝は自己防衛のため貝殻と同じ物質を分泌して、その異物が身に害を与えないよう巻き込んでしまうところから産まれたものです。
その異物を何年もかけて貝殻と同じ物質で巻き込んでいるうちに、貝の中に美しいパールができてしまったというわけです。

パールをつくるには2

現在のパールはほとんどが養殖です。
貝がある大きさになったときに、貝の口をあけてその異物(外套幕片)を入れるという、少し残酷な手術を行います。
その後、大きさや漁場にもよりますが、だいたい半年から二年ぐらいかけて養殖されます。
この間にも、成長を邪魔する海草やフジツボを取り除く作業や、付着物を取り除く作業など、手間ひまかけて大切に育てられます。
そうして浜揚げされ、商品価値のあるものだけが、その形や色によって仕分けされ、こうして私たちの手元に届きます。
こんなパールができるまでの大変な育成の過程を知っていると、その一粒一粒がいとおしく思えて、作品にも愛着がわいてきます。

パールの種類

日本で一番ポピュラーなアコヤ貝の和珠パール(アコヤパール)、白蝶貝の南洋パール、黒蝶貝の黒蝶パール、マベ貝のマベパール、養殖できないコンク貝のコンクパール、湖や川に生息するイケチョウ貝やカラス貝から採れる、比較的小粒の淡水パールがあります。
通常、アコヤパールなどは、その形を球形にするために、外套膜片を入れるときに貝でできた「核」とよばれるものを同時にいれます。
淡水パールでは外套膜片だけを入れます。
淡水パールの形が、ポテトやライス、ドロップ、ツインなどいろいろな形ができるのはそのような理由があるからです。